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憲法9条改定の賛否を問うシール投票を全国的に行います


by tohyou

岐阜新聞5月4日(岐阜市)

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憲法改正の論議が深まる中、施行から五十九年の憲法記念日となる三日、県内各地でも憲法にまつわる集会や街頭活動が行われた。岐阜市、大垣市、郡上市では憲法と社会の在り方を問う講演や改憲に市民の意思を示す「意見投票」が行われ、憲法と平和への関心を高めた。
★護憲アピール文採択/岐阜市
 「5・3憲法記念日県民のつどい」(実行委員会主催)は、岐阜市学園町の未来会館で開かれ、「世界がもし100人の村だったら」の再話で知られる作家の池田香代子さんが講演し、護憲の必要性を訴えた。
 池田さんはドイツ文学の研究が専門で、以前に岐阜大学(岐阜市)でドイツ語を指導。同作品の印税で「100人村基金」を設立して難民を支援している。
 池田さんは、改憲派の「憲法はアメリカから押し付けられた」との主張に対し、憲法草案の作成にかかわった高知県の運動家植木枝盛らを挙げ「日本人によっ て作られた素晴らしい憲法。九条を変えてはいけない。私たちのささやかな声も行いも無駄にはならない」と護憲活動の意義を強調。その上で「改憲が必要とす る人の著書にもなるほどと思う部分がある。意見が異なる人の話にも耳を傾けて話し合ってみては」と呼び掛けた。
 続いて、出席者約五百人が護憲のアピール文を採択。聴講した中学教諭足立泰代さん(29)=各務原市=は「もっと憲法を勉強して自分の意見を持ちたい」 と語り、大学教授の安藤富雄さん(59)=大垣市=は「主張の違う人とも話すという点が印象的。学生と話し合う参考になった」と話した。
 また、岐阜市内の市民団体有志による憲法九条改正の是非を問う「意見投票」が、同市橋本町のJR岐阜駅前で行われ、二時間の投票で「かえない」が二百七十四票、「かえる」が四十八票、「どちらともいえない」が十七票だった。
by tohyou | 2006-05-04 18:47 | 新聞記事 中部