憲法9条改定の賛否を問うシール投票を全国的に行います


by tohyou

神奈川新聞5月4日(横浜市)


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各地で憲法記念日集会
 五十九回目の憲法記念日の三日、県内では市民団体が九条改正の賛否を問う街頭投票を行ったり、労働団体や法律家らがフォーラムや集会を相次いで開き、平和憲法の大切さを訴えた。

シールで意思表示
 「あなたは憲法九条改正に賛成ですか。反対ですか」─。JR根岸線洋光台駅前では、平和や人権問題について考える学習グループ「ピッピISOGO」の向井真澄さん(57)らが、九条を「変える」「変えない」「分からない」の三つのボードを用意し、「自由な意思を示して」と「街頭シール投票」への参加を呼び掛けた。
 二時間ほどで計三百三十二人がボードにシールを張る形で一票を投じた。結果は「変える」五十二票、「変えない」二百四十二票、「分からない」三十八票で、改正に反対する意見が七割を超えた。
 
対米重視に疑問符
 県内五十三の労働組合や市民団体で組織する「かながわ憲法フォーラム」は、横浜市西区内で県民集会を開いた。
 愛知大学の河辺一郎教授が講演し、イラク戦争で自衛隊派遣に踏み切った政府の外交政策について、「日本は本当に『平和国家』なのか。九条を問う前に、対米重視の日本の外交の在り方を考えるべきだ」と批判。
 資格試験指導校を運営する伊藤真さんも講演で、自民党が昨秋発表した「新憲法草案」の問題点を指摘。「憲法改悪と憲法に違反する政策・立法を許さない」とするアピールを採択した。
 
新憲法草案は異質
 法律家団体や平和団体などでつくる「神奈川憲法会議」(代表委員・畑山穣弁護士)は、横浜市戸塚区の戸塚公会堂で集会を開き、「憲法改悪阻止」を訴えた。
 講演した横浜国立大学の北川善英教授は自民党の新憲法草案について、「戦争に対する反省や平和的生存権が削除されるなど、異質の憲法をつくろうとしている」と指摘。その上で「軍事大国・不平等社会か、平和主義国家・福祉社会かの分岐点に立っている」と強調した。近藤ちとせ弁護士は憲法改正手続きを定めた国民投票法案について「運動規制などで国民の自由な議論を封じ、国民の真意をなるべく反映させない制度だ」と批判した。
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by tohyou | 2006-05-03 13:51 | 新聞記事 関東